NPO法人WAIKIによる子ども食堂「わいわいワイキ食堂」は11月で開催から1年となります。
いつも利用してくださる方たちのお声をお聞きしました。
※お名前のアルファベットはランダムにしています。
≪親御さんの声≫
〇Aちゃん(5歳)のお母さん
「月1回しかないけど、毎回参加しています。ここ以外にも子ども食堂も利用していますが、そこでは本当に食べるだけなので、ゆっくりはできません。
その点、ここは大学生のボランティアの方に勉強も教えてもらえるし、一緒に遊んでももらえることが嬉しいです。その分、私もゆっくりできますしね」
(インタビュアーコメント:親御さんにとっても一息つける場になっていることが印象的でした)
〇Bさん(小学1年と3年生のお母さん)
「子どもたちがここであれば勉強してくれるので助かっています。ボランティアの大学生に教えてもらえることが嬉しいみたいです。
食事もおいしいし、流しそうめんなど、なかなか家にいても経験できないようないろいろな仕掛けもあって、家族で楽しめて良い経験になっています。
子ども食堂は月1回しかないので、そのほかに土曜日の息抜きカフェにも参加させてもらっていますが、
そこでも何かちょっとしたイベントのようなことがあるので、子どもたちが毎回ここに来るのを楽しみにしています」
〇Cさん(子ども2人のお母さん)
「家は〇〇(町名)にあって川を渡って来なければいけなくて、自転車では約10分ぐらいかかるのですが、
実家がこの近くにあって、ちょうど実家の様子も見に来るついでに立ち寄るようになっています。
これが今の家族の都合にとって良い形になっていると思っています。
子どもたちはボランティアの大学生の皆さんと遊べることが嬉しいみたいです。せっかく兄弟もいるのに、また違うのでしょうかねえ」
≪子どもたちの声≫
〇Dくん(中学1年生)
「食事がおいしい。いつも勉強道具を持って来て勉強しています。ここだと大学生のお兄ちゃんがそばにいて、分からないところを教えてもらえるから」
〇Eくん(小学6年生)とFちゃん(小学3年生)
「ここに来て、学校以外の友だちができたよ」(Rくん)
「もともと来てた友だちに誘われて来たんだけど、ここは(友だちがいて)楽しい」(Yちゃん)
〇Gちゃん(小学3年生)
「家にいるとお姉ちゃんがいてうるさくって勉強できないから、ここの方が勉強に集中できます。だから宿題もここでするの」
≪ボランティアの声≫
〇ボランティアのHさん(大学2年生)
「子ども食堂のボランティアはここが初めてです。実は僕も人見知りなのですが、ここでも人見知りの子どもたちがいて、それで通じあるところがあるのかな?
大学の先生から紹介されてきたのですが、『子ども食堂』と聞いてイメージしていたのとは違って、一緒に遊ぶことまでするとは考えませんでした。
でも結構、子どもたちと楽しい時間を過ごしています。今はまだ大学2年ですが、できれば(都合が合えば)卒業までずっと続けたいです」
〇ボランティアのIさん(大学生)
「今回初めて来ました。先生に紹介されて、『食事だけ提供しているのか』と思っていたら、宿題はしているし、ゲームをしたりいろいろ遊んだりしている様子に、少し驚きました。
でも私も友だちと一緒にいる方が集中できるので、ここで宿題をするというのも分かる気がします」
(といいながら、子どもたちと一緒にトランプなどをして遊び相手を務めてくれていました。)
≪働く人の声≫
〇Jさん(食事提供会社イートハピネス 社員)
「子どもたちの笑顔に癒されますよね。毎回食事やイベントの工夫を考えるのも楽しみです。
もともとイートでも利用者さんに合わせて食事を提供するのが私たちの仕事ですから、普段とは違った子どもたちの目線に合わせてそれらを考えることも、良い刺激になっているように思います」